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肩こり2話 - 院長のブログ

肩こりに影響がある筋肉は幾つかあります。

 

肩甲挙筋、頭板状筋、頸板状筋、頭半棘筋、胸鎖乳突筋、斜角筋、僧帽筋・・・

と首から肩、背中にかけた筋肉は沢山あります。

 

人間が姿勢を維持するのに筋肉が大きな役割であることが分かります。

 

今回は、肩こり緩和には欠かせない筋肉『胸鎖乳突筋』を紹介していきます。

胸鎖乳突筋

 

胸鎖乳突筋は耳の後ろ辺りから鎖骨、胸骨にかけて付いている筋肉です。

 

首の真横の筋肉で表面から摘まむことができます。

 

顎を前に突き出す時、首を側屈させたり、回旋(振り向く動作)する時に使います。

 

症状としては側頭部に痛みを感じたり、耳の辺りに違和感、痛みが出ます。

 

首は前弯位と言って、上図のように軽く前にカーブをした状態でいることで頭の重さをうまく分散しているのですが、

 

このカーブを維持しているのが深部にある筋肉(胸鎖乳突筋は表面の筋肉)で

バランスを取り合って前弯位を保っています。

 

ところが、このバランスが崩れてしまうと、胸鎖乳突筋など普段は首の前弯位に関わっていない比較的、

 

大きな長い筋肉が代わりに首の安定をしなければならなくなるのです。

 

パソコンをする姿勢

ストレートネック

なで肩

いかり肩

 

このような姿勢が、胸鎖乳突筋など大きな筋肉を緊張させてしまうのです。

 

日々のケアが大切です、ストレッチ、マッサージをすると良いですね。

 

胸鎖乳突筋は首の横の一番表面にある筋肉で、摘まむだけでも緩みます。

 

ストレッチは辛い方の反対側に首を向けて(右を伸ばしたい時は左を向いて)

少し首を後ろに反って辛い方の鎖骨に手を添え、やや鎖骨を下に引っ張るようにすると伸びます。

 

テレビを観ているついで、リラックスしている時にやってみてください(*^^*)